2022年7月13日
土壌動物の世界
私の担当する実習では、神戸女学院大学のキャンパス内の森をよく活用します。例えば、環境科学基礎実習という1年生を対象とした授業の私の担当回では、キャンパス内の森の土を集め、そこにすむ土壌動物たちを調べています。 土壌動物は非常に小さいものが多く、肉眼で1匹ずつ採集するのは大変...
2022年7月10日
かかしとわたし
卒論研究としてカラスの音声コミュニケーションについて調査している学生がいます。神戸女学院で観察されるハシブトガラスを対象に、様々な音声を録音してその波形を分析し、音声を可視化すると共に、その音声を発した際のカラスの行動を観察しながら、それぞれの鳴き声がどのような意味を持って...
2022年7月3日
テントウムシ類の多様性
研究室に変わったテントウムシが迷い込んできたのを職員の方が見つけました。調べてみたところ、ベニヘリテントウでした。 テントウムシと聞くと、ナナホシテントウやナミテントウ、ニジュウヤホシテントウなど、代表的なものをすぐに思い浮かべるのですが、テントウムシにも色々な種類がいるの...
2022年6月30日
中庭でアリの分布調査
生態学実習Iの授業で、中庭のアリの採集を行いました。生物の分布パターンの把握やそのパターンを決定する要因を明らかにするための調査手法を学んでもらうことが目的です。 昨年も同様の調査を行ったのですが、今年は少しアリの種組成が違うように思いました。この後、分類作業を行いますので...
2022年6月28日
6月の万葉池
先日、万葉池の6月分の調査を行いました。5月半ばからイモリの姿をあまり見なくなったため心配していたのですが、今回の調査はたくさん採集することができました(採集したイモリは性別や個体数を調べた後、尾の一部を安定同位体分析用に切除し、その場で放流しています)。採集はできなかった...